こころ ほどけゆく

眼ある人は盲人のごとく 耳ある人は聾者のごとく 知慧ある人は愚鈍なる者のごとく 強い者は弱い者のごとく

すべてのひとがすくわれて

「こら、ざいにんども。
 このくものいとはおれのものだぞ。
 おまえたちはいったいだれにきいて、
 のぼってきた。おりろ。おりろ。」
  (『くものいと』あくたがわりゅうのすけ)


もしも
わたしが
すくわれるならば

すべてのひとが
ひとりのこらず
すくわれる

わたしの
すきなひとも
きらいなひとも
わたしを
すきなひとも
きらいなひとも

すべてのひとが
ひとりのこらず
すくわれる

すべてのひとが
ひとりのこらず
すくわれるとき
わたしは
ともに
すくわれる


なあむ

いちばんのごりやく

ねがいが
かない
ごりやくに
あずかるため
しんぶつに
てをあわせる

のではない

ねがいが
かなおうが
かなうまいが
ごりやくが
あろうが
あるまいが

しんぶつに
てをあわせられる
ありがたさに
きづかされ
しんぶつをとおして
おのれにむきあう

これだけでじゅうぶん

ごりやくは
いっさいないのが
いちばんのごりやく


なあむ

いちばんにばんさんばんびり

「 ひきよせて
  むすべばしばの
  いおりにて
  とくればもとの
  のはらなりけり 」


いちばんに
なりたい
にほんいちに
なりたい
せかいいちに
なりたい

だれもが
いちどはかかる
いちばんびょう

いちばんになろうが
にばんになろうが
さんばんになろうが
びりになろうが

ひと
ひとりひとりの
いのちのかちは
くらべようもなく
おおきい

だから
いっき
いちゆうすることも
さらさらない

いちばんよし
にばんよし
さんばんよし
びりよし

すべてよし


なあむ
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