こころ ほどけゆく

眼ある人は盲人のごとく 耳ある人は聾者のごとく 知慧ある人は愚鈍なる者のごとく 強い者は弱い者のごとく

あついさむいのそと

なつになると
あついあつい
ふゆになると
さむいさむいと

さわぐ
わたし(のいしき)は
わたしではない

さわぐ
わたし(のいしき)を

あついときは
あついまま
さむいときは
さむいまま
さわがずうごかず
ながめている
わたしが
わたし(のいしき)の
そばに
いつもいる



なあむ

いしんでんしん

ひとが
ちんもくするのは
かならずしも
かたることが
ないときばかりとは
かぎらない

しんり(ほう)を
つたえようと
ことばにしたとたん
しんり(ほう)から
とおくはなれるため
ちんもくせざるを
えなくなる
そういうことがある

ことばにして
つたえることが
できないとき
それでも
つたえるために
ひとは
ちんもくする

だから

ひとが
ちんもくしているとき
じぶんの
ぜんそんざいをかけて
みみを
かたむけなければ
ならない
そういうときがある



なあむ

おもい(いしき)はいつもあと

つねに
こうどうが
さきにおこり
おもい(いしき)は
いつも
そのあとについてくる

わたしは
あるいている
そうおもった(いしきした)とき
わたしは
もうすでに
あるきはじめている

おもい(いしき)が
わたしを
こうどうさせている
というのは
おもい(いしき)の
おもいあがりで
かんちがいにすぎない

わたしを
こうどうさせ
いかしているのは
おおいなる
いのちのはたらきで
そのことに
おもい(いしき)が
きづくことはない

おもい(いしき)から
はなれれば
おもい(いしき)を
けしされば
いのちのはたらきが
つぶさに
みえてくる



なあむ
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