こころ ほどけゆく

眼ある人は盲人のごとく 耳ある人は聾者のごとく 知慧ある人は愚鈍なる者のごとく 強い者は弱い者のごとく

ほとけさまはえらばない

みずからえらぶとき

ひとはくるしみます

みずからえらばないとき

ひとはやすらかです




ふつうにかんがえると

はんたいにおもいがちです

しかし

じぶんでらえらぶとき

わたしたちのこころは

くもってあやまります

じぶんでえらえらばず

あたえられたものを

ありがたくちょうだいするとき

わたしたちはやすらかです


ほとけさまはえらばない

なにものもえらばない

どうじになにものもすてない


じぶんでえらばないとき

わたしたちはすこしだけ

ほとけさまにちかづきます
 

いのりのなかにくらす

もし

わたしがのぞむならば

いのりとともに

いきていくことができる

いのりのなかに

くらすことができる





それは

けっしてむずかしいことではない

こころのそこから
ひとびとにほほえみかける

こころをこめて
ひとびとのこえにみみをかたむける

こころをこめて
ひとびとにはなしかける

こころのそこから
ひとびとのさちをねがう

しせいをただして
しずかにりんとしている

いのりのなかにいきる

ということは

てをあわせておがむことだけでなく

ひとつひとつまいにちまいじの

いきるしせいなのです


わたしは

そんないのりのなかに

くらしたい 

くるしみのそば

たえられないかなしみ

たえられないくるしみ

そんななかにあっても

ひとはかならず

やすらかでいることができる




そう

わたしはおしえられました

たえられないくるしみ

たえられないかなしみ

のそばにいたひとにしか

けっしてしることのない

ぜったいのやすらぎがあると


 
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