こころ ほどけゆく

眼ある人は盲人のごとく 耳ある人は聾者のごとく 知慧ある人は愚鈍なる者のごとく 強い者は弱い者のごとく

しんどふじ

わたしの
からだと
だいちとは
わかちがたい
ひとつのもの

これを
しんどふじ
という

しんどふじは
そこに
とどまらない

わたしの
からだ
わたしの
そんざいは

あしもとにある
だいちと
わかちがたくある
だけではなく

だいちの
さきにむこうにある
ありと
あらゆるものと
わかちがたく
むすぶついた
ひとつの
そんざいである

こんな
けしつぶのような
わたしは
せかい
そのものであり

せかいの
よろこび
かなしみは
わたしの
よろこび
かなしみである


なあむ

ケ・セラ・セラ

「いわもあり
 きのねもあれど
 さらさらと
 たださらさらと
 みずのながるる」
     (かいわりこ)


なやまなくて
よいことを
いつまでも
おもいなやんで

かなしまなくて
よいことを
いつまでも
なきかなしんで

いからなくて
よいことを
いつまでも
いかりくるって

じんせいを
おえていく

そうならぬよう

さらさらと
さらさらと
さらさらと
いきてゆこう


なあむ

いただく

「みちゆくひとよ
 あなたはくうか
 たべるか
 いただくか」
  (おてらのけいじばん)


くっているとき
なにを
たべようが
わたしには
どうでもよい

たべているとき
たべものを
たべていることが
わたしにも
わかるようになる

いただくようになって
はじめて
かけがえのない
いのちを
ちょうだいしていることに
わたしは
きづかされていく


なあむ
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