こころ ほどけゆく

眼ある人は盲人のごとく 耳ある人は聾者のごとく 知慧ある人は愚鈍なる者のごとく 強い者は弱い者のごとく

2014年06月

うまず

うまず

たゆまず

おこたらず



すきでも

きらいでも

らくでも

らくでなくても 

たのしくても

つらくても

きぶんがのっても

のらなくても







なすべきことを

もくもくと

わたしは

なしていこう



うまず

たゆまず

おこたらず


じゅうねん

にじゅうねん

さんじゅうねん


うまず

たゆまず

おこたらず

ほどく

かたく

むすばれた

いくつもの

むすびめを

ひとつひとつ

ほどいていくように



とらわれて

かたくなになった

わたしの

こころを

ひとつひとつ

ほぐし

ほどいて

いこう







つめたく

かたまっていた

こおりが

ひのひかりで

とけて

やわらかな

みずに

もどるように



むすびめを

ほどき

とらわれない

みずみずしい

わたしの

こころを

とりもどしていこう

しょしん

しょしんの

なかに

わたしの

おもい

すべてがある



ほっしんの

なかに

わたしの

かくご

すべてが

こめられている







ながい

せんぽまんぴのみちを

あゆみだす

いっぽから

さいごのさいごの

いっぽまで

わたしは

わたしの

しょしんとともに

あゆんでいく

きらいなひとのこうふく

「 せかいがぜんたいが
 こうふくにならないうちは
 こじんのこうふくはありえない 」
     (みやざわ・けんじ)



だいすきなひとの

こうふくをねがう

すきなひとの

こうふくをねがう

すきでもきらいでもないひとの

こうふくをねがう

きらいなひとの

こうふくをねがう

そして

だいきらいなひとの

こうふくをねがう







これができて

はじめて

わたしは

わたしのこうふくを

ねがうばしょに

たつことができる

あやめてよいいのちはない

きっと

わたしは

あなたの

くるしみを

かんぜんに

りかいすることなど

できないでしょう


あなたの

こころもからだも

わたしのものでは

ないのだから



しかし

みずからをあやめる

ということばで

じぶんでじぶんを

おいつめること

それだけは

どうかやめてください


あやめてよいいのちはどこにもありません



あなたの

こころとからだが

わたしのものでないように

わたしの

こころとからだも

わたしのものではありません


だから

わたしはわたしを

あやめることなど

けっしてできない


あやめてよいいのちはどこにもありません









かいけつのいとぐちのみえない

くるしみのなかにあって

あなたが

みずからをあやめたいと

おもってしまいそうなとき

そのときにはかわりに

たすけて

ということばを

こころのそこから

さけんでみてください

きっと、きっと

だれかが

あなたに

てをさしのべてくれます




あなたは

あなたひとりの

こどくなそんざいではなく

おおいなるいのちの

かけがえない

いちぶであることに

きづくときがきます


あやめてよいいのちはどこにもありません
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