こころ ほどけゆく

眼ある人は盲人のごとく 耳ある人は聾者のごとく 知慧ある人は愚鈍なる者のごとく 強い者は弱い者のごとく

2016年07月

くべつさべつをすてて

よのなかに

じゅんすいな 

ひがいしゃは

いない

じゅんすいな

かがいしゃも

いない


じぶんは

ひがいしゃだと

おもったら

じぶんをじっくりと

かんさつするといい

ひそかにかくれる

かがいしゃが

じぶんにみつかるだろう


じぶんが

かがいしゃだと

おもったら

じぶんをよく

みつめなおすといい

ひそかにかくれる

ひがいしゃが

じぶんにみつかるだろう


わたしたちはみな

ひがいしゃであり

どうじに

かがいしゃという

そんざいなのだ


どうように

わたしたちはみな

ぜんにんであり

どうじに

あくにんでもある

りこうであり

どうじに

おろかでもある


だからこそ

わたしたちは

すべての

そうたいを

はなれ

くべつさべつを

すてて

ひとを

みつめるように

ならねばならないのだ



なあむ

ふつう あたりまえ

ふつう

であることを

わたしは

じっくりと

たのしむ

あたりまえ

でいることを

わたしは

こころから

よろこぶ


ふつう

であることが

どれほどに

ありがたいことか

あたりまえ

でいることが

どれほどに

けうなことか


ふつう

であること

それが

しゅゆのまの

できごとであったとしても

あたりまえ

でいること

それが

せつなの

できごとであったとしても

このきせきに

わたしは

てをあわせ

かんしゃする



なあむ

なにももたずわたしももたず

おおくを

ほしがり

もとめ

あつめ

もてあますほどに

もてばもつほど

ひとは

だれにでも

おとずれる

てばなさねばなぬときの

くるしみは

おおきい



おおくを

ほしがらず

もとめず

あつめず

わずかのもので

たりてみたされるひとに

くるしみはない



できれば

なにももたず

ねがわくば

わたしももたず

わたしは

あゆんでゆきたい




なあむ

しゃかいをささえているのは

げんきなひとたちだけが

このしゃかいをつくりあげている

わけではない

すぐれたひとたちだけが

このしゃかいをささえている

わけでもない


かれらだけが

このしゃかいをつくるとしたら

なんといびつで

ゆがんだしゃかいが

できあがることだろう


やまいにふすひとも

おろかなひとも

ひきこもりのひとも

おにもつときらわれるひとも

いや

ごくあくはんざいしゃとよばれるひとさえも

このしゃかいを

つくりあげささえている


だれひとり

れいがいなく

すべてのひとびとが

ひとしく

このしゃかいを

ささえつくりあげている


このことに

わたしは

ふかくおもいをいたし

わすれないでいたい



なあむ

ちいさなたんじょうび

まいあさが

わたしの

ちいさな

たんじょうび


あさの

おとずれとともに

わたしは

あらたに

うまれかわります


まいばんが

わたしの

ちいさな

めいにち


よるの

とばりがおりて

わたしは

みちたりて

しのとこにつきます


ちいさな

たんじょうび

ちいさな

めいにちの

くりかえしのあと

いつか

おおきな

めいにちが

やってきて

おおきな

たんじょうびを

ひかえている

つぎの

だれかさんに

わたしはいのちの

バトンタッチを

します



なあむ

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