こころ ほどけゆく

眼ある人は盲人のごとく 耳ある人は聾者のごとく 知慧ある人は愚鈍なる者のごとく 強い者は弱い者のごとく

2017年07月

ゆっくりとゆっくりと

こんなに?

とおもえるくらい
なにごとも
ゆっくりと
ゆっくりと
おこなうことだ

ゆっくりと
やっていれば
おのずと
ていねいになる

ゆっくりと
やっていれば
しぜんと
しゅうちゅうする

ゆっくりと
やっていれば
けっして
まちがえることがない

そして

ゆっくりと
やっていれば
いつか
ふしぎに
はやくなる

ゆっくりと
やっていれば
いつか
きっと
かんぺきとなる


なあむ

かんたんに?

かんたんに
りょうりが
できます

かんたんに
じょうほうが
うけとれます

かんたんに
ひとと
れんらくがとれます

かんたんに
せいかが
あがります

かんたんに
とおくまで
いけます

かんたんに
せかいを
しることができます

かんたんに
かんたんに
かんたんに

かんたんに
できることが

かんたんではないながら
じゅうじつした
かけがえのないときを
わたしたちから
どれほど
ぼうりょくてきに
うばいさり

かんたんではないながら
ぬくもりある
てづくりのくらしを
わたしたちから
どれほど
ごういんに
もぎとってしまったか

このことを
わたしたちが
つうかんするひは
もうにどと
えいえんに
おとずれないのかもしれない


なあむ

じぶんのためにいきない

こころ
おだやかに
くらしていける
いちばんの
ちかみちは
じがをなくす
ことです

じがが
すくなくなれば
じがが
うすらいでいけば
あんじんで
あんのんな
くらしが
きっと
おとずれます

それじゃあ
どうすれば
じがを
なくすことができるのか?

じぶんを
たいせつにしないで
つねに
ひとを
たいせつにするのです

じぶんを
だいいちにかんがえないで
つねに
ひとを
だいいちにかんがえるのです

じぶんのために
いきないで
ひとのために
いきるのだと
かくごして(めざめて)
いきていくのです

かんたんなようで
むずかしいけれど

あさから
ばんまで
おきているあいだは
おりにふれて
じぶんのためにいきてないか
ひとり
じもんじとうする
まいにちを
おくっていれば
いつか
かならず
じがはうすれ
あんじんに
つつまれていきます


なあむ

つながってつながって

ひとは
ひとりで
いきていようと
ひとりで
いきている
つもりでいようと
ひとりで
いきていることはない

ひとは
かならず
ひとと
つながって
いきている
ひとは
きっと
すべてのいのちと
つながって
いかされている

すきなひととも
きらいなひととも
かわいいいきものとも
にがてないきものとも
めにみえるいのちとも
めにみえぬいのちとも

みんな
みんなと
つながって
つながって
いきている

すべてのいのちは
ひとりであることなどなく
みんな
つながって
それぞれに
かがやいて
ひびきあって
いきている


なあむ

しょうじいちにょ

よく
いきることが
たいせつならば
よく
しぬことも
おなじく
たいせつです

けんこう
であるために
なんでもためしたがり
ながいきする
ために
なんでもやりたがる

ただただ
けんこうで
ながいきすることだけを
こいねがい
しをいみきらいとおざけて
くらしていれば

よく
いきることなど
できるわけがありません

よく
しぬことを
あきらめて
(あきらかにして)
はじめて
よく
いきることが
あきらめられるのです
(あきらかになるのです)


なあむ
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