ひとのはなしを
きく
みずから
はなすことなど
ひつようない
ただひたすら
みみをかたむけ
ひとのはなしを
きく
ききながら
ゆっくりと
うなずき
うなずきながら
ゆったりと
あいづちをうつ
ただ
それだけでいい
ひとのはなしを
わがことと
ひたすらに
ただひたすらに
きく
なあむ
2018年01月
もとめられてないことを
おしえてはならない
おしえても
なんのやくにもたたない
もとめていないひとに
おしえてはならない
おしえても
なにもきいてはくれない
もとめられても
おしえてはならない
おしえるほどのことを
しらないのだから
おしえられることなくとも
もとめるひとは
みずからすすんで
おしえをまなび
みずからすすんで
おしえをおそわり
みずからすすんで
ひきついでゆく
おしえたいならば
けっして
おしえてはならない
なあむ
つきたての
もちのように
やわらかなこころを
つきたての
もちのように
あったかいこころを
つきたての
もちのように
まっしろなこころを
なあむ
どんなに
くるしく
さびしいときも
わらいを
わすれないひとは
しあわせなひと
どんなに
かなしく
つらいときも
ほほえみと
ともにあるひとは
しあわせなひと
わらうひと
ほほえむひとは
しあわせなひと
なあむ
いきてくってのは
たいへんなんだ
にんげんに
きらわれる
ごきぶりなんかが
いきてくってのは
にんげんより
ずっとたいへんなんだ
だれだって
どんなひとだって
どうぶつだって
しょくぶつだって
いきていくってのは
たいへんなんだ
でも
いきてるってのは
すばらしいんだ
いきてるってだけで
ありがたいんだ
いきてるってだけで
おおもうけなんだ
いきてるってだけで
だいきせきなんだ
いきてるってだけで
ばんばんざいなんだ
だからこそ
いきてるものを
たいせつにしなきゃいけないんだ
いきようってしてるものを
きずつけちゃいけないんだ
どうぶつも
しょくぶつも
ひとも
じぶんじしんも
いきてるってのは
すばらしいんだ
なあむ
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