こころ ほどけゆく

眼ある人は盲人のごとく 耳ある人は聾者のごとく 知慧ある人は愚鈍なる者のごとく 強い者は弱い者のごとく

2018年05月

いかさずにはおれぬ

ふせっしょうとは
いきとしいけるものを
ころしてはならぬ
といういましめです

しかし

たんに
ころしてはならぬ
というのが
しんの
ふせっしょうではありません

いきとしいてるものを
すべて
いかしてゆくのが
ふせっしょうなのです

めのまえにるひと
いないひと
しっているひと
しらないひと
すきなひと
きらいなひとにとどまらず

いきている
すべてのいのちを
ひとりのこらず
いかしたい
というねがい

いかして
いかして
いかして
いかさずにはおれぬ
いのりなのです


なあむ

はなをながめる

はなをながめる
それだけでは
じゅうぶんではない

えだはもながめてみる
それでも
じゅうぶんではない

ねっこにもふれてみる
それでも
じゅうぶんではない

はなをながめるとは

はなをながめ
えだはねっこにも
ふれながめるだけでなく
はなをうみだしている
すべてを
ながめることである

はなに
せかいを
ぜんうちゅうを
ながめることである


なあむ

だいじにします

わたしは
あなたを
だいじにします

めのまえにおいでの
あなたを
だいじにします

わたしは
あなたを
たいせつにします

めのまえにおいでの
はじめてあったあなたを
たいせつにします

わたしは
あなたを
うやまいます

めのまえにおいでの
にがてなあなたを
うやまいます

わたしは
いきとしいけるものすべてを
だいじにします

わたしの
ちちははのように
わたしの
こまごのように
わたしの
いのちそのもののように


なあむ

ひとびとがあつまるばしょ

あたたかい
ひのちかくに
しぜんと
ひとびとが
あつまるように

じひぶかい
ひとのそばには
しぜんと
ひとびとが
あつまってくる


なあむ

とまりぎ

とりは
とまりぎがないと
けっして
とびたつことができない
とまりぎがあれば
いつでも
まいもどることができる

あんしんして
とびたつことができ
あんしんして
まいもどることのできる
とまりぎ

すべてのひとが
だれかの
とまりぎでありますように
わたしが
だれかの
とまりぎとなれますように


なあむ
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