しぬほどの
しゅぎょうを
つんだひとだけに
ちのでるほどの
くぎょうを
おえたひとだけに
ながいねんげつ
なんぎょうを
つづけたひとだけに
しんり(さとり)が
かいじされることは
ありえない
あったとすれば
そんなしんり(さとり)など
へのやくにもたたぬ
おろかで
へいぼんで
ごくふつうの
ひとびと
だれでもが
なっとくたいとくできる
そんなものにこそ
ほんとうの
しんり(さとり)が
やどっている
なあむ
眼ある人は盲人のごとく 耳ある人は聾者のごとく 知慧ある人は愚鈍なる者のごとく 強い者は弱い者のごとく