よのなかの
だれひとりも
かんぜんに
ぜんにんというひとは
いない

よのなかの
だれひとりも
かんぜんに
あくにんというひとも
いない

どんなひとでも
ときに
ぜんにんとなり
またときに
あくにんとなる

ときに
うつくしくなり
またときに
みにくくもなる

ときに
かしこくなり
またときに
おろかにもなる

なまみを
あたえられて
いきていく
にんげんの
このじじつが
こよなく
いとおしい


なあむ