「せかいがぜんたい
 こうふくにならないうちは
 こじんの
 こうふくはありえない」
     (みやざわけんじ)


どんなささいなことであれ
なにかを
じぶんのものとし
ひとりじめにできたとしても
ひとは
こうふくになることはない

このことを
ひとはみな
ほんとうはしっている

じぶんだけの
ひとりじめには
けっきょく
むなしさしかのこらない

このことに
ひとはみな
ほんとうはきづいている

こうふくとは
わけあいわかちあい
ゆずりゆずりうけあう
ところにしかうまれない

このことを
ひとはみな
はじめからわかっている


なあむ