「 いっさいのういほうは、
    ゆめ・まぼろし・あわ・かげのごとく
    つゆのごとく、また、でんのごとし
    まさにかくのごときかんをなすべし 」
        (こんごうはんにゃきょう)


しは
いきとしいけるものを
ひとしく
びょうどうに
あつかう

ながいじんせい
みじかいじんせい
らくなじんせい
つらいじんせい
ゆかいなじんせい
かなしいじんせい

だれひとり
おなじじんせいを
あゆむことはないが

しをまえにして
ひとはみな
ひとしいものだと
あきらかにされる

ゆめのごとく
まぼろしのごとく
すいほうのごとく
かげのごとく
つゆのごとく
かみなりのごとく
きたりては
すぎゆく
じんせいのさきに

だれもが
やすらぎ
とわにつながる
あんじんのしが
まっている


なあむ