「しのたまわく、
 けんなるかなかいや。
 いったんのし、
 いっぴょうのいん、
 ろうこうにあり。
 ひとは
 そのうれいにたえず、
 かいは
 そのたのしみをあらためず。
 けんなるかなかいや。」
 (『ろんご』こうし)


めのまえの
たった
いちぜんのめし

それを
いただけるだけで
わたしは
ありがたく
みたされている

めのまえの
たった
いっぱいののみもの

それを
ちょうだいできるだけで
わたしは
ありがたく
みたされている

いま
ここに
いかされている

これだけで
わたしは
みにあまるほど
みたされている


なあむ