こころ ほどけゆく

眼ある人は盲人のごとく 耳ある人は聾者のごとく 知慧ある人は愚鈍なる者のごとく 強い者は弱い者のごとく

よくにおぼれぬために

あさおきて
つめたいみずで
かおをあらったら
かがみにうつる
じぶんにむかって

どうか
きょういちにち
よくに
まけませんように
よくに
まみれませんように
よくに
おぼれませんように
よくに
つぶされませんように



ねんずる


なあむ

わたしができることは?

わたしが
できることは
なんだろう?

わたしが
あなたのために
できることは
なんだろう?

わたしが
みんなのために
できることは
なんだろう?

わたしが
わたしのために
できることは
なんだろう?


なあむ

てばなすれんしゅう

じぶんにとって
たいせつなものを
うしなうことは
みをきられるように
つらいものです

しかし
どんなに
たいせつなものであれ
かならず
うしない
すてさり
てばなすひが
おとずれます

いつか
かならず
なくなるものならば
きょう
すててもおなじ
いま
てばなしてもおなじです

うしなって
すてさって
てばなして
なにもなくなっても
ほんとうの
“わたし”は
なにもかわりません

きょうから
いまから
たいせつなものを
てばなすれんしゅうを
わたしは
はじめます


なあむ

すべてわたしのせい

「そらがあんなにあおいのも
 でんしんばしらがたかいのも
 ゆうびんぽすとがあかいのも
 みんなわたしがわるいのよ」
      (りゅうていちらく)


なにか
きにいらぬことがあれば
それは
わたしのせいではなくて
ぜんぶ
ひとのせい

なにか
ふつごうなことがおこれば
それは
わたしのせいではなくて
すべて
よのなかのせい

というのは
どうかんがえても
むりがある

このせかいで
ひとは
ちりじりばらばら
なんてことはなく
みながみな
どこかでふかく
つながりあっているのだから

きにいらぬことも
ふつごうも
すこしは
わたしのせい

いや
はんぶんくらいは
わたしのせい

いやいや
ぜんぶすべてが
わたしのせい
だとおもっていれば
まちがいがない

わたしは
けっきょく
このせかいそのもの
なのだから


なあむ

かりものさずかりもの

あたまのてっぺんから
あしのつまさきまで

わたしのからだは 
なにからなにまで
ぜんぶがぜんぶ
かりものさずかりもの

いつのひか
おかえしする
だいじなだいじな
かりものさずかりもの

おかえしするまでの
ほんのまばたきのあいだだけ
くらくをともにする

わたしのからだは
かけがえない
いのちの
かりものさずかりもの


なあむ
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